―justice―




「!!!!!?
卓さああああああああああああああん…!!!!!!!!!」


伸ばした手は卓さんの指先に触れるだけで、掴むには間に合わなかった


そして、その謎の人物に服を捕まれて、脱出する入り口に放り込まれる


『お前、危ねぇーだろ。
死にてぇのか。』


呆然としたまま、見上げるとそれは若い男だった


「………ぉ…まえ。」


ギリッと無意識に奥歯を噛み締める

血の味がしたが、そんなの構ってられない


「おまえええぇえぇっ…!!!!!」


荒ぶる感情に身をまかせ、僕は彼を壁にたたき付ける


「なんで突き落とした…!!!
助かったかもしれないのに…!!!!」


力いっぱい胸倉を掴んだが、彼は平然として僕を見下すかのように笑った


『カギは手に入ったんだ、目も潰れて足手まといになるあいつを助けて何の特がある…?』