「れ…漣殿!
下をみるのじゃ!!」
壱さんの声で、弾かれたように下を見ると、螺旋階段がズズズッと音をたてながら横へ、横へと壁に吸い込まれるように消えていく
「時間がない…!
早くこちらにくるのじゃ!!」
「でも、卓さんが…!!」
「僕のことは置いていって下さい…!!」
「っ…!!!」
僕はキッと卓さんを睨み、頬を叩く
パンッ…!!!
「!!」
「さっきまで、卓さんは死にたくないっていってましたよね…。
だったら、皆でここを抜け出しましょうよ…!!
諦めないで下さい!
それが貴方の本音なんですか…!?」
「っ…。」
僕の言葉に卓さんは僕の瞳をじっと見つめる
「ぼ…僕は…。」
「漣殿!
卓殿!
はよせぬか…!!
もうそこまで階段が消失しておるぞ!?」
「ぼく…っ僕は…。」
卓さんの目から、血が混じっているが、涙のようなものが流れ出す
「本当はっ…死にたくな…!!!!!!」
『うるっせーよ、バーカ。』
その時、僕の横から手が現れ、卓さんを突き落とす

