「壊すとな!?
壁を破壊するような物が何もないんじゃが!!
それにあの高さ…!!」
たしかに、普通の人なら壁なんて壊せるはずはない
そしてあの高さ
1番背の高い壱さんでも届きそうな距離ではなかった
でも―、僕なら
「壱さん、任せて下さい…!」
僕は壱さんに屈んでもらい、背中を踏み台にして、その勢いのまま螺旋階段の手すりを蹴りあげる
「いっけえぇえ…!!!!!」
握りしめた拳を、僕は一気に壁にたたき付けた
ドガッ…!!!!!
僕の思惑通り、壁は粉砕され、そのままボタンも押される
そして更に僕は壁を蹴り上げて、もといた位置に飛び降りた

