卓さんは壱さんの言葉を聞き、自分の頬を思いっきり叩いた
パンッ―!!
「こ…こんなに細かく【千里眼】を使ったことないから、でっできるかわからないですけど!!」
再び彼は視線を壁にやる
「くっ…!!!」
ゆっくりと見回し、苦しそうに顔を歪める
「これも違う…、こっ…これも…、くっ…!!」
彼がスイッチを探している間も、刻一刻と凍死へのタイムリミットは近づいている
寒さで青紫色になってきた唇を噛み締めながら、卓さんは片目を抑えた
「いっ…!」
「卓さん!?」
「だっ大丈夫です!!
―――…っ、あった…!!!!!」
発見の声と共に、卓さんは崩れ落ちた
「すっ…すいません!
体力が…、あそこです!
あそこの壁を壊して下さい!!」

