―justice―




「あった!!!」


扉を閉めて、僕は壱さんを引っ張ったまま、階段を猛スピードで駆け上がる


「大丈夫じゃよー。
水はもう来んよ。」

「は!?」



僕は壱さんの言葉を聞き、さっき駆け上がった階段の下を見る


水がくる気配がない


そして不思議な程静まっていて、水の音は全く聞こえてこなかった


「はぁ…はぁ、取り合えず…助かりましたね。」

「まぁ、のう〜。」


なんとか息を整えて、壱さんの方を見る


「…なんで階段の位置がわかったんですか?」

「んー?
それは教えてもらったんじゃよ。
その子に。」


「え、その子…?」