「な……なにやってんすか、壱さんんん!!!!!」
僕は勢いよく身を翻して、部屋を見たまま奇妙な笑い声をあげている壱さんの服のフードを掴む
そして無論、行くあてもないまま猛ダッシュ
「ほっほほっ、ほほほ!」
「わっ、笑ってる暇ないですから!
自分で走ってくださいよおお…!!!!」
部屋の扉は閉めたけれど、不安に思って後ろを振り返ってみたら、案の定水の量が多過ぎて、ドアがはちきれそうになっていた
「!!!!
ど…何処か上にいかなきゃ!」
「んぅ?
…………ほぅ、漣殿、そこの突き当たりを曲がって、右から二番目の扉を開けたら上に上る階段があるそうじゃ。」
「ちょ、それは本当なんですか!?
さっきみたいに、ちょっとしたお茶目心が発揮して適当とかじゃないですよね!?」
「ふむ、信じぬというのか?
まぁ、このままじゃどの道流されて終わりじゃ。
ほっほっほ♪」
たしかに、水がもうすぐそこまで…!!
これは…、壱さんを信じてみるしかない!
そう思って僕は突き当たりを曲がり、右から二番目の扉を開ける

