「じゃあ、取り合えず自分たちの【特技】を使うであろうカギの位置だけ探しておきますか?」
「ふむ…、そうするかのぅ〜。」
ググッと壱さんは背伸びをして、一歩踏み出した
「壱さん、まずは何処からいきましょうか。」
「ほっほっほ!
己が進んだ道が、わしらの進むべき道じゃ!」
「つまり、行き当たりばったりなんですね。」
「そうともいう!
ならば、漣殿は何か案があるのかね?」
「…ありません。」
そう言って、壱さんはどんどんと進んでいく
「まずはこの部屋からじゃ!」
「ちょっ!!
そんな何も警戒せずに扉を開けるなんてっ…何かあったら!!」
【ビーー、ビーー】
「……………あ。」
【…ガガッ…―ざぁんねぇん☆
はっずれだよーん!】
どこからともなく先程のスピーカーの声と同じ声がして、開いた扉の先の部屋のいたるところの壁に穴があく
そして
ど、どどど
と、いやな音が聞こえはじめた
「ゲームの長年からの経験でいきますと、これは嫌な予感しかしません。」
「……―ほほっ。」
次の瞬間、大量に開いた穴から、これまた大量の水が流れ出す

