「取り合えず、ここからでるかのぅ。」
「…そうですね。」
僕たちが出るために、扉らしきところの前に立つと自然と扉が開いた
その先は迷路のように扉、道、扉、道の繰り返しだった
「えっと…、まずは皆さんを探しますか?」
カギを見つけるのもいいが、先程のスピーカーの説明によると、それぞれの【特技】が必要らしい
それなら、皆集まってからカギを探すのが最善だろう
「ほほっ、漣殿。
それほど安易に考えていて大丈夫かね?」
「?
それはどういう…。」
「殺し合うという選択肢を選んだ物達もいるのではないかな。」
そういって、再びククッと壱さんは笑う
「……―たしかに。
あの人なら考えかねない。」
「ほ…、ご兄弟殿か。」
「………。」
たしかに、
壱さんが言ったことは正論
八人全員が【カギを探す】という選択肢を選んだとは限らない
いや、選んだはずはない
兄上は僕を殺したがっている、兄上なら殺し合いの道を選ぶだろう
…少なくとも壱さんは殺し合う気はなさそうだけど

