「くっ…仕方ありません。
漣坊ちゃまのお兄様から無理やりにでも連れて帰れとご命令されておりますので、多少のご無礼お許しを…!」
体格のいい男たちは周りから見ると大人気ないくらいな人数で、男たちの身長の三分の二に満たないくらいの彼に飛び掛かった
野次馬たちは今度は喧嘩か何かかと、どよめきだす
「君達、確実に兄上に遊ばれてるね…!
多少の手荒…?
本気でかかってこないと僕殺しちゃうかもよ…!」
今まで、画面に向けられていた鋭い赤の眼光が男たちに向けられる
しかし、彼の方手は画面に向けられたままでなおも画面上の敵を撃ち続けていた
「危ない…!!!」
野次馬の女性の一人が叫んだ気がした
端から見たら、手が使えずに無防備な少年に男たちが襲い掛かって危険だという認識かもしれない
しかし、彼は―

