「漣は知ってるよね、グリム童話。」
「…なんで?」
「俺達の罪はグリム童話に関係してる。
グリム童話はヤーコプ・ルートヴィヒ・カルル・グリムとヴィルヘルム・カール・グリムのグリム兄弟によって作られた作品で、現在様々な童話が残ってるよね。」
「…まぁ。」
「初版は1812年、第2版は1819年、第3版ら1837年、続いて第4版は1840年、第5版1843年、第6版1850年、最後に第7版1857年につくられた。
で、俺達の罪に関係するのは第7版までに改訂され、色々な理由によって削除された話。」
「改訂された話?」
「Wie Kinder Schlachtens miteinander gespielt haben.」
「え?」
「日本語訳すると『子供たちが屠殺ごっこをした話』。
これが俺の罪である【憂鬱】に関係してる。
あらすじはわかる?」
「聞いたことない。」
「そう…なら話そうか。」

