―justice―




『どうやら、前世の記憶が戻ってないようですね。』

「前世の記…憶…?」


『どれ、貴方の罪は…、………まぁ、じきにわかるでしょう。
あぁ、例として馨様の罪についてお話いたしましょう。』


「勝手に話しちゃうんだ?」

占い師の言葉に普段落ち着いている兄上はらしくないほど怒気を孕み、占い師を睨みつけた



『失礼、ダメでしょうか。』

「…もういいよ。
俺が話す。」


兄上の肯定に口を動かせ始めようとした占い師を静止し、兄上はまだ硬直している僕の前に立った