意味がわからない

最大の敵?
なにそれ…


「…………馨は生まれた時からそれはそれは碧い、青い、蒼い瞳だった。
私たち両親がどちらも蒼い瞳をしていないので、私はとても不思議だったんだよ。
そこで私は占い師を呼んだ。
この辺りでとびきり有名な占い師をね。」

義父は遠い昔を思い出すように、ポツリ、ポツリと語りだした


「すると占い師はこう言ったんだ。
【将来、この子は命に関わる事件に巻き込まれる。
その時、最後にトドメをさすのは相対する紅い瞳をもった男である。】
とね。」


僕は思わず、自分の紅い瞳を隠した


「私も最初は信じなかったんだがね、その占い師は本当に【当たる】んだよ。
今まで彼の占いは外れたことがないらしいじゃないか。
だから私は探した、息子の命を脅かす現況の紅い瞳の持ち主の少年をね。」