―justice―




「れ…漣!???」


義父は驚いて口を魚のようにパクパクとさせる

「……漣、やっぱりいたんだね。」

対する兄上は想定内だというように、涼しげな顔を僕に向けていた


「馨!!
気づいていたならなんで教えなかったんだ!!」

「お父様、もう往生際が悪いよ。
…いつまでも隠しておける話じゃないんだから。」


兄上が微かに微笑みを浮かべて、義父を見上げた

「………たしかに、馨の言う通りだな。
聞いてしまったなら仕方ない、いいだろう漣、理由を教えてあげよう。」


義父は改まってコホンと咳をする

そしてすぅっと目を細めて、これまでになく冷たい瞳で僕を見下ろした


「お前が将来、馨ととある世界で闘う時に最大の敵となるからだ。」