―justice―





「私の能力が効かないと思ったらそういうこと…!!
この毛はあなたの毛じゃないのね!?」


彼女は人形から白い毛を取り出し、壱さんに突きだした

「ほほっ。
わしの能力は心を読むことじゃ。」


「!」

「お主は知らなかったじゃろう?
わしにはお主の考えは筒抜けじゃったよ。
だからわざと白い毛をフードにつけておいたのじゃ。
運よく、お主は毛皮を髪と勘違いしてたからのぅ。
ほっほっほ!」


「く…!!!!」


菖蒲さんは悔しそうに顔を歪めて、壱さんを睨みつける


「すぐに助けられなくてすまなかった、漣殿。」



「…壱さ…ん。」




壱さんは素早くそばにある剣を拾い、兄上に切り掛かる


「!」


とっさのことで、兄上は受け止めはしたがふらつく

壱さんはその隙を見逃さなかった