それをきいた峯岸さんは
ちょっと驚いたような顔をした。

「意外だわ」

え、意外?
私も峯岸さんのこと意外だなーとか
思ってたんだけど、以心伝心か?

「タッキーは意外と嫉妬深いんだね」

え!?
何を言い出すかと思えば独占欲!?
私は峯岸さんの言っている意味が
よくわからずに首を傾げた。

「なんだーもっと早く話したかったよ。
ウチ、タッキーとなかよくなれそ!」

そう言うと私の持ってたラケットを
近くにいた後輩に預けて裏の土管に
私を連れていった。