「え…」




言い終わった片桐くんの顔は真っ赤だった。




キーンコーンカーンコーン




「あ!もう戻んなきゃ!
 えと…また話そうな…?」


ガタッと立ち上がって、
少し照れたように言うと

そのまま走って図書室を出て行った。







片桐くんとの出会いはこうして始まりました。