月の下の砂漠の上で



「お待ちください、お兄様。その席は…」

「どうした、ティマ?」

「…いえ、何でもありません…」

そう言って二重の大きい目で精一杯 私を睨みながらライルから二番目に近い席に腰を下ろした。

他の人の視線も浴びてる。



なんか もう ごめんなさい…


「ライル、私は一番 後ろとかで大丈夫だよ。ほら ちょうどマハルの隣が空いてるし」

そう言って立ち上がる

「何故 後ろへ行きたいのだ?」

「何故って…」

みんなの視線が痛いからです。とは言えず


「隣にいろ。」

胸がギュッてなった。

最近 こんなのばっかり…

思わず逆らえなくなって座り直した。



でもねえ、 ライルさん…
さっきよりも視線が痛く私に刺さってることに気付いてる?

そこらへんの発言 考えましょうよ?

居心地があまりよくない中で 話し合いとやらが始まった。