月の下の砂漠の上で



マハル…いい人!!

「えっ、あの噂の!?」

噂?

「はい。ライル様がお選びになった方です。」

「それ聞くと ますます興味が出てくるなぁ。ねぇ、どうやって気に入られたの?」


こんな感じの質問、ティマにもされたよね。


急に宴の間のざわめきが騒がしくなった

「ライル様、ご無沙汰しておりました。」

「あ、お兄様!!」

ライルが来たみたいで周りの人たちは、ライルの方へ集まっていった。ティマなんて子犬みたいにライルにひっついている


唯一 ライルの方へ集まってないのはルシエとか言うチャラ男と、
そいつに捕まえられて動けない私だけ。


「早く離して。…ください」

ナチに言われた敬語をちゃんと守って抗議したけど

「離したら、王のほうに行っちゃうでしょ?」

全く離そうとしないルシエ。

確かに知り合いがいないから、ライルとかの側にいたら安心できるし行きたいと思うけど

「何で行っちゃいけないんですか?」

「オレ 王が嫌いなんだよね」

え?

「だから何ですか?」