月の下の砂漠の上で


ナチの言葉に素直に目をつぶる。

何か顔につけたり、口に何かを塗られたり

これってもしかして化粧?


ほんの4、5分間してから

「やはり…。」

「もう開けていい?」

「はい」

「ねぇ、ナチ 自分の姿 見たいんだけど鏡みたいなのってない?」

「それなら、ここに。」

そう言って壁を指さす

「え、壁?」

「ここの印がついているところを押してみてください。」


そういえば壁のこの印 ずっと気になってた

少し強めに手のひらで押すと壁がクルッと回転して裏側からでてきたのは鏡。

「・・・ねぇ ナチ。これ私?」

鏡の中に映る綺麗な人。
私が口を動かせばその人の口も動く。私が手を上げれば鏡の中の綺麗な人も手を上げる

「はい、美月様ですよ」

壁のカラクリにも驚いたけど、それ以上に自分の今の姿に驚く