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「食事が運ばれてきたら まずは王から。その次に王から近い席の方から順に頂いてもらいます。」
「私の席はどこになるの?」
「王が座れとおっしゃった場所にお座りになればいいんです」
今日の宴のことをこと細かく教えてくれるナチ
王族や大臣が集まる宴に失敗は許されないらしい
いろいろな礼儀作法があって 頭がパンクしそう…
「あ、そろそろ正装に着替えませんと。」
そう言ってナチは慌ただしく動き始めた
持って来たのは赤の薄いヒラヒラした服。
「え…、私がコレ着るの?」
「はい」
「生地が薄すぎじゃない?」
こんな色気ムンムンの服 私には無謀な挑戦すぎるでしょ…
「いいえ、伝統的な正装ですし。誰もそんなことは思いません」
ナチの有無を言わせない顔に負けて 渋々着てみる。
「美月様 しばらく目をつぶっていて下さい。」


