シーンと静まりかえってる広い部屋

ライルの顔は驚きに満ちている

やっぱり、対等とかはまずかったかな…?

それに私の思い違いかもしれないし…

今ならまだ間に合うかも

「あの…やっぱり対等とかは」

「ハハハ、アハハハ!初めてだ、お前みたいな奴は」

「…なんで笑うの?」

「やはりお前を侍女にして良かった」

穏やかに笑った顔

ドキッ

うわっ!今、心臓が跳ねた

でも、誰だってこんな綺麗な顔をした人に微笑まれたらドキドキくらいするよ!


「…ありがとう?」

「…お前の前では俺は王のじゃなくていいんだな?」

「…うん。いいんだよ」


「もう寝ろ。朝は早い。」

「わかった。お休みなさい」

「明日は、すぐに俺の部屋に来いよ?」

「了解です。」