月の下の砂漠の上で



「少し侍女に話たいことがある。席を外せ」

「…はい」

驚きを隠せない様子でマハルは出て行った

怒られるのかな…

「美月と言ったな?」

また、余計なことを言わないように首だけ動かして頷いた

「お前は、さっき俺に膝まづかなかった。何故あんなことを言った?」

あんなこと…?

《本当に膝まづいて欲しいと思ってるの?》ってことだよね

「悲しそうな顔をしていた気がしたから。ただの思い込みかもしれないけど…」

「…お前は変わっている。やはり、この世界の者ではないな…」

別に、変わってないと思うけど…

でも

「よかったぁ。みんな誰も、違う世界から来たなんて信じてくれなかったから…信じてくれてありがとう!」