月の下の砂漠の上で


…ううん、本当は帰れないのかもって少し思ってた

みんな、私の言ってることを信じてくれないし

全世界を支配してるなんてあり得ないと思った

価値観が違いすぎる

「日本がある地球でわかっていることはただ1つ。」

「何だ?」

「もう、二度と地球へは戻れない」

「…嘘でしょ?」

「国宝室の資料に間違いはない。絶対に…」


そんなの嫌!!

だって…帰れないって お母さんにも友達にも、もう会えないってこと…?


絶対って…1%もないってことだよね


やっぱりそんなの嫌!!

例え1%もないとしても、それでも

「私、日本に帰る。」

ライルもマハルもまた、変なやつって顔してる


「現実を受けとめろ」

ライルが口を開いた。まるで自分に言い聞かせてるように思えた

「確かに現実を受けとめることも大事なことだけど…。自分の気持ちや思いは自分しか守ってあげられないんだよ?自分気持ちを大事にすることを諦めたらきっと後悔する」