今まであんまり見たことのない真剣なお母さんの顔 「…うん」 思わず身構えてしまった とりあえず早く着替えの支度をすませようと部屋に向かった 話すことってなんだろう… 制服のボタンに手をかけたとき イッ… 頭が割れるように痛い… それと一緒に心臓の鼓動も はやさを増していく 声を出そうとしても 苦しくて声がでない すごく苦しい… 「美月ー?」 下から聞こえるお母さんの声 お母さん… 助けて 苦しいよ 「もしかして… もう!? 待って!!」 お母さんが叫んで階段を 上がってくる