月の下の砂漠の上で


平民の行うサハテ

「王族とかにはサハテみたいな伝統的なものがないの?」

「王族、貴族の場合は階級で全て決まるんだ。上の地位の者が優先。仮に同じくらいの階級だったら領土や資金を渡して交渉している」

またもマハルが説明してくれた。

だから さっきライルなら思いのままにできるって言ってたんだ。王の上に存在する階級がないから…

「ライル様…どうしても決闘をするつもりですか?何もしなくても安全に事を運べるのに」

「ルシエに何もしないなど 生ぬるい。美月を泣かせたのだから」

急に声と眼差しに恐い威圧感がこもる

初めて見たライルのそんな顔