月の下の砂漠の上で



「今日の分の書類は昨日のうちに片付けた。会議やその他の面会は折り合いのいい日に改めて行うことにさせてもらった」

今日1日分の書類って…そんなのほとんど寝てないんじゃないの。だから今日は寝起きがいつも以上に悪かったのか

「そんなにしてまで時間つくって今日、何かあるの?」

「あぁ、私用ができた」


私用?


ドン ドン ドン ドン

急にけたたましく叩かれるライルの部屋のドア

「入れ」

「ライル様!!!」


青白く血相を変えたマハルが慌てて入ってきた。

「ルシエ様とサハテをするとは、いったいどういうおつもりですか!?」


さはて?


「どういうつもりと聞かれてもそのままの意味だが?」

「そんなことしなくても、ライル様は思いのままにできるでしょう…よりによって何故サハテなのですか」

落胆しているマハル。

状況が掴めてないあたし。