月の下の砂漠の上で



Side ティマ


「お兄様が侍女を…?」

「はい、今朝がた申請されました。」

「サリナ、もう一度 確かめろ!!」

「事実ですよ。私もこの目でみました」

「だって一度も直接の侍女を持つ素振りなんてなかったのに…」

「名は美月様と言うそうです」


お兄様に直接の侍女ができた。


「サリナ、何か果物が食べたい。持ってきて」

「かしこまりました。でも、ちゃんと大人しく寝ててくださいね」

「わかったから早く行け」

そう言って 出て行くサリナを見送りながら外に出る準備をする。


お兄様が直接侍女を持つなんて…


いったいどんな女だ?