春、クラスが同じになるわけがない。 なぜだろう、あたしの勘は当たってしまう。 卒業するわけじゃない。 廊下ですれ違うことがまだできる。 でも、同じ教室にいないと 寝顔も笑った顔も、授業中目が合うこともなくなってしまう。 もっともっとキミのこと、知りたかった。 長いようであっという間だった夢が、もうすぐ覚める。