次の日もわざと遅刻をした。 勇次はその日も、何も言わずに帰ってしまったようで、また、1人で待っていた。 冷たい風が余計に私を寂しくさせる。 寒くて…勇次がいなくて… 辛い… 溢れる涙を止めることなんてできなくて… 勇次の心を自分の物に止めておくこともできなくて… 冷たい自分を呪った。