「何考えてるの?今」
わざとゆっくりとした動作でチャックを閉めながら、すぐ耳元で由紀が質問する。
「顔、真っ赤だよ?何、想像したの?」
顔ってどうやって見えるのかと思ったら、そういえばここは全身が映る鏡の前だった。
鏡の中の私は頬を染めて、後ろから抱きかかえるように由紀がいる。
いじわるな笑みで私を見つめる視線に、恥ずかしいのになぜか釘付けになる。
「ひより・・・かわいいよ」
「え・・・・・・」
うなじに何かが触れて、鏡を見てやっと、それが由紀の唇だって気付く。
「んっ・・・ゆ、由紀?」
わざとゆっくりとした動作でチャックを閉めながら、すぐ耳元で由紀が質問する。
「顔、真っ赤だよ?何、想像したの?」
顔ってどうやって見えるのかと思ったら、そういえばここは全身が映る鏡の前だった。
鏡の中の私は頬を染めて、後ろから抱きかかえるように由紀がいる。
いじわるな笑みで私を見つめる視線に、恥ずかしいのになぜか釘付けになる。
「ひより・・・かわいいよ」
「え・・・・・・」
うなじに何かが触れて、鏡を見てやっと、それが由紀の唇だって気付く。
「んっ・・・ゆ、由紀?」


