1分と31秒のとびら。

「なんだー着替え終わってんじゃん」


そこ残念そうに言うとこじゃないでしょ!!



「いや、まだだって。後ろのチャックが閉められなくて・・・」



「俺が閉めてやるよ。後ろ向いて」



「うん・・・・・・」




私は由紀に背を向けて、髪が巻き込まれないように片手で少し髪を上げる。

由紀の手が背中のチャックに触れて、心臓がドキンって部屋中に響き渡りそうな音で鳴った。



家に誰もいなくて、私の部屋で、2人きり、メイド服の私と、それを着せる由紀・・・




って・・・な、何考えてるんだろ?!相手は由紀なのに!!