駐輪場から保健室の道のり。

容赦ない日差しが頭上から降り注いでいる。




「あっつ・・・・・・暑くて溶けて死ぬ・・・・・」



「お前、よく死ぬやつだな」



保健室の前までやってくると、ドアのすき間から漏れる冷気で私は生き返った心地がした。




「しつれーしまーす」




「あら、高崎さん。・・・血が出てるじゃない!」




「そうなんですよ。見てもらえますか?」