由紀は少し驚いて、でもすぐにいつものいじわるな顔をする。



「俺、"力"使えるよ」



「え?どういう意味――」



言い終わる前に、さっきと同じ優しいキスで口を塞がれる。




「何度でも、何度でも、1分31秒前のことをしてあげる」



そう得意げに言う由紀に、私は自分からキスをした。



ありがとう。大好き。







END