『ひよりのせいじゃないよ』 『・・・・・・うん、でも・・・』 (これは昨日の会話だ・・・ハトが道端で死んでて、それで・・・) また世界が光の中に吸い込まれる。 今度は真っ青な空に投げ出された。 汗をかきながら私が歩いているのが見えて、カメラをズームするように近づく。 黒猫が道路に飛び出そうとしているのを私は転がるようにして何とか止めた。 (あ、あの時の黒猫・・・元気にしてるかな)