「きゃっ!!!!!!!」



石につまずいた私は大きく体勢を崩して、コンクリートに倒れこんでしまう。



「ひより!!危ない!!!」



由紀の声の後、ザクリという洋服を切り裂く音。

ナイフから血が滴り落ちて、地面に染みを作っていく。



由紀がスローモーションのように私の前で倒れていく。



うそ・・・・・・

うそでしょ・・・・・・