居心地の悪さから、早足で図書室に向かった。 静かな図書室に私の少し上がったままの呼吸が響く。 幸いにも人がいないようで、日の当たらない奥の窓際の席に荷物を置いてから深呼吸をした。 なんか、疲れた・・・・・・少し寝ちゃおうかな? 机の上に腕を置いて、それを枕代わりに目を閉じると、時間と場所の感覚が少しずつ遠ざかる。 聞こえるのは私の呼吸、鼓動、なぜか静かな波の音に聞こえるエアコンの音。