梅宮:
「なぁ、榊原……??」

榊原:
「んー……??」

梅宮:
「何かさー……最近、ヤケに平和過ぎないか……??」

榊原:
「おいおい……なーに言ってんだオメェーは……??」


和樹は俺の顔も見ずに話を続ける。


梅宮:
「青柳高校に入学して、ボク達の今まで色々なことをしてきた。悪事を正当化しては重ねに重ね……葛藤し……後悔し……罪滅ぼしをし……そんで持って[救済]もした」

榊原:
「……………」


今の台詞の中には、色々な意味が込められていた。


梅宮:
「今まで散々ドタバタしていたのに……今はどうだ……??全部丸く治まって“平穏”が訪れたワケだけど……」

榊原:
「……………」

梅宮:
「ボク達は本当にこの“平穏”にすがりついて良いと思うか……??ボク達にそんな権利が果たしてあるだろうか……」




榊原:
「あんじゃねーの……??」

梅宮:
「えっ……??」


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