梅宮:
「珍しいな……榊原……」

榊原:
「な〜にがよ……??」

梅宮:
「てっきり寝ているのかと思って、叩き起こす気満々で入って来たんだけど」

榊原:
「甘いぜ甘いぜ和樹ちゃゎ〜ん……そんなにお兄ちゃんの寝顔を拝みたかったかい……??」

梅宮:
「ふざけんな〜……」


和樹はそう面倒くさそうに言って、俺のすぐ隣に腰を下ろした。


梅宮:
「こんな所で何してんだよ……??」

榊原:
「愚問を〜」

梅宮:
「「瞑想だ〜」とか言い出すんなら、一応予(あらかじ)め「ふざけるな」とだけ言い返しておくよ……」

榊原:
「その心は〜…??」

梅宮:
「担任がぶちキレてたよ。HRにも出ないお前を連れ戻してくるように、さっき担任に頼まれたとこ」

榊原:
「な〜にぃ〜!!??じゃあ、オメェーは先公共の刺客かよぉ〜!!??」

梅宮:
「文句があるなら直接言いに行け」


淡々とした口調で「とりあえず、ボクを巻き込むな」とぼやく。


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