佑斗さんたちが帰り、しばらく竜二たちと部屋で呆然としていた。


「久しぶりに、佑斗さんたちを見たけど、やっぱりカッコイイわね~♪」

柚が目をハートにして言っている。


「さすがっスよね~。オレなんか、話しも出来なかったですよ」


高志くんは、ようやくリラックスした様で、椅子に座り深呼吸をした。


「柚はいいとして、愛美も目がハートになってただろ?」


「えっ!そ、そう?」


竜二の鋭い指摘に、思わず目が泳ぐ。


だって、佑斗さんかっこよすぎなんだもん。


バレてたみたい…。


「じゃ、じゃあ私たちは、先に出とくわね~」


無言で私を睨む竜二を見て、柚は高志くんを引っ張って、部屋から出て行った。