高志くんは、直立不動で立っている。


と言うより、動けないと言った方がいいかも…。

でも、それも分かるな。

だって、二人のオーラは半端ない。


何と言うか、迫力と強さとカリスマ性があるんだもん。


不覚にも、私もカッコイイと思ってしまった…。

もちろん、竜二たちも、かなりカッコイイんだけど…。


「きっと、竜二の事を心配して来てくれたのよ」

柚は、眉を下げて微笑んだ。