「愛美さ、あんま遅くなっちゃマズイんだろ?」

竜二が心配そうに、私を見た。


「ありがとう。でも、まだ大丈夫」


ちゃんと、心配してくれるんだ…。


イメージと、全然違うな。


「いつも、ここで何してるの?」


「ああ、ここで、柚や高志と落ち合って、街をブラブラするんだよ」


そうなんだ。


クラブは少しずつ人が増えてきて、賑やかになっていった。