すっかり陽が昇り始めた頃、私の学校の制服のシャツが届けられた。


「何で?これ、新品じゃない?」


「昨日と同じシャツじゃ嫌だろ?それ着ていけよ」


すっかり目が覚めた竜二は、髪型を整えながら、鏡越しに言った。


「ねえ、何で新品があるの…?」


「ああ?あんま気にすんなよ」


気にするでしょ!?


一体、この人はどんな力を持ってるのよ…。


唖然とする私に、竜二は面倒臭そうに言った。


「早く支度しろよ。遅刻するぞ?」