「ユズ」 そんな低い声が耳元で囁かれる。 「ぅやっ…」 み、耳たべた…… この人、私の耳食べてきた… 顔が見られないのが幸いだ。 こんな顔見られたくない。 キョーさんに触れてる背中が熱い。 「キョー、キョーさんっ!」 私は慌てて、キョーさんを呼ぶ。 「ん?」 声にまで色気がある…。