「ちょ…ちょっと待って!」
俺の話を遮るように。
みさきがストップをかけた。
「結婚って…航くん、まだ“高校生”でしょ?今すぐってわけには…」
「じゃあ、卒業してから?」
「そ…それでも、お互い学生だし……」
困ったような顔で、口ごもるみさき。
「それに、そんな“結婚”だなんて…「イヤ?」
「え?」
「みさきは、俺と“結婚”するのがイヤなの?」
みさきの手をきゅっと握って、俯いてしまった顔を下から覗き込む。
「俺は、ずっとそのつもりだったよ?」
「…えっ?」
「いずれ…なるべく早く、みさきと結婚しようと思ってた。」
つき合い始めたときから…いや、たぶん好きになったときから。
ずっと一緒にいようと思ってた。
隣で一生守っていこう、って…
「わ…私だって、」
泣きそうな声で呟くみさき。
「航くんと、ずっと一緒にいたいよ?でも…」
「でも?」
「“結婚”だなんて…」

