「け…けっこん??」
声を上げて。
大きく瞳を見開いて。
驚きを隠すことなく、俺を見つめるみさき。
「な…なんで、そういう話になるの?」
なんで?って言われてもなぁ…
「だって、この生活って、既に“夫婦”みたいなもんじゃない?」
「えぇっ?」
同じ家で寝泊まりして。
炊事、洗濯、掃除…
ほとんど全部みさきがやってて。
おまけに“姑”の世話までついてる。
これって、世間一般のカップルとはだいぶ違ってると思うけど…
少なくとも、俺の周りにはいない。
みんな、本人同士で楽しくやってるよ?
「考えたら、年齢的には、何の問題もないんだよね」
法律はクリアしてるし。
「うちの母さんは、大賛成だし…」
「…え?」
もうずっと前から、みさきを“嫁にもらう”って騒いでたしね。
万が一、俺と別れたときには“養子にする”とまで言ってたくらいだ。
なんて勝手な…
「まぁ、必然的に“同居”になっちゃうけど…今と変わらないから平気だよね?」

