迷子の眠り姫〜sweet kiss〜*下*





「さっき出かけたとこ。」



床に落ちていたみさきの服を拾ってやりながら、俺もベットに腰を下ろした。



……そう。

結局、母さんはあのまま、アイツと“2人で”病院に行って。

みさきはこの通り、今の今まで熟睡してたから会わなかったわけで…



「朝ご飯は?」


「んー?ああ、俺が用意した。」


「えっ?」



着替えていた、みさきの手が止まる。

……ん?そんなに驚くところだっけ?



「……どうしよう。」



たちまち青ざめていくみさきの顔。



「私、最低だ…」



大きくため息をついて、



「朝からあんなことして…挙げ句に朝ご飯の支度も忘れるなんて…」



両手で顔を覆いながら、膝に突っ伏してしまった。



「おばさんに申し訳ないって言うか…失礼だよね?」



なんか、すごーく落ち込んでるんだけど…



「…どうしよう?おばさん、何か言ってなかった?……って、何で笑うの?」



思わず笑ってしまった俺に気づいて、パッと顔を上げるみさき。



「ごめん。だって…」