ビターな彼に夢中[短編]

ジャージ姿のまま
行き場もなくうろうろした。


公園に行き着いて
1人で泣いた。


胸が締め上げられるみたい。


なんで私は
お兄ちゃんを好きになったんだろう…


気持ちのやり場がないょ…


親友にすら
相談なんて出来なかった。


お兄ちゃん…






夕方まで泣いた。

ジャージで汗をかいたままの私の体はすっかり冷えきっていた…


寒くて手足が痛い…


家に帰りたい。

帰りたくない。


お兄ちゃん……