教室につくと
私は高宮から逃げるように親友のエリの元へダッシュした。


エリは笑ながら言う。


『高宮みたいな奴に
あんな風に迫られるなんて羨ましいよ~!』


エリは高宮をイケメンとか言っちゃってる。



『エリは素直だな』


男子と話していた高宮が
こっちに割り込んできた。


『お前も早く素直になれ』


高宮が私の頭を撫でた。

うわあぁ…


女の子の頭を軽々しく触らないでよね!


私は高宮の手を払い除けて言う。

『セクハラっ!変態っ!』


高宮は笑う。

『お前のそうゆうとこ可愛いな』



ぎょえぇ~!

やめてやめてっ


『私そうゆう軽い態度、嫌いっ』


そうゆう人って信じられない。


『じゃあどうゆうのが好きな訳?』


余裕の表情の高宮。


『真剣で一途で寡黙な人!』


高宮とは正反対みたいな人よっ!

ふんっ!



『それ俺じゃん。』


高宮がさらりと言った。


私は思わず口があんぐりした。


どこまでポジティブ!

てかあんたのどこが寡黙なのさ


私はエリに助けを求めて抱きついた。


エリは笑う。




こんな日々が
もう数ヶ月も続いてる。