ビターな彼に夢中[短編]

……


やっぱり悲しい…


マサトの顔見れない…


でもフラれて
友達にすら戻れないよりマシなのかな…



そんな気持ちのまま幾日か過ぎた。


まだフラれたショックから
立ち直れないまま
また委員会の仕事があった。



放課後。



『マサトは部活してきていいよぉ』


正直一緒にいるのキツいし…


私、マサトと久しぶりに話した気がする。



『いや…お前ドジりそうだし手伝うわ』



え…

今まで部活に行ってたじゃん…


こんな時に限って
なんで初めて手伝うなんて言うの…


『うん…じゃあお願いします…』


小さな声で答えた。