テーブルを挟み、向かいに座る章菜の両親に頭を下げる。
「朔夜さん、頭をあげて頂戴。」
そう言われ、ゆっくりと頭を上げるとお義母さんは優しく微笑んで俺を見ていた。
「朔夜さんばかりが悪いとは思わないの。章菜がね、言ってたわ。仕事を減らすって。契約してる仕事が多いから今すぐとはいかないけど、これから先の仕事は全て断って、海外の仕事も契約の更新はしないって。」
「仕事を、減らす?」
「朔夜さんも仕事してて、社長さんでしょ。章菜が、朔夜さんに甘え過ぎて全てを押し付けていたって言ってたの。」
お義母さんが申し訳なさそうに紡ぐ言葉に違うと、そんなんじゃないと今すぐ声に出したいが、色んな思いが頭の中で渦巻いていて口に出来ない。
「あの子、わかってるのに変な意地を張ってるの。朔夜さん、申し訳ないけど迎えに行ってくれないかしら?病院にいるはずだから。」
「朔夜さん、頭をあげて頂戴。」
そう言われ、ゆっくりと頭を上げるとお義母さんは優しく微笑んで俺を見ていた。
「朔夜さんばかりが悪いとは思わないの。章菜がね、言ってたわ。仕事を減らすって。契約してる仕事が多いから今すぐとはいかないけど、これから先の仕事は全て断って、海外の仕事も契約の更新はしないって。」
「仕事を、減らす?」
「朔夜さんも仕事してて、社長さんでしょ。章菜が、朔夜さんに甘え過ぎて全てを押し付けていたって言ってたの。」
お義母さんが申し訳なさそうに紡ぐ言葉に違うと、そんなんじゃないと今すぐ声に出したいが、色んな思いが頭の中で渦巻いていて口に出来ない。
「あの子、わかってるのに変な意地を張ってるの。朔夜さん、申し訳ないけど迎えに行ってくれないかしら?病院にいるはずだから。」

